清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

どっちもどっち 日本の人も 映画もね

和歌山県太地町のイルカ漁を隠し撮りした米国の「ザ・コーヴ」が」アカデミー賞の「長編ドキュメンタリー賞を受賞した」ことにつき、抗議の声が沸き起こっているようだ。読者の便を考慮して、読売新聞のホームページを示しておく。

YOMIURI ONLINE「イルカ漁 アカデミー部門賞受賞…太地町『極めて残念』」(2010年3月8日 読売新聞。取得日同じ。http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100308-OYO1T00698.htm
(以後「イルカ漁」)

YOMIURI ONLINE「『ザ・コーヴ』誤解招く…アカデミー受賞で農相」(2010年3月9日18時27分 読売新聞。取得日同じ。http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20100309-OYT1T00868.htm
(以後「『ザ・コーヴ』」)

それでは、抗議の声。

 崑醒歪の三軒一高(さんげんかずたか)町長は『ドキュメンタリーなら事実を伝える必要があるのに、まずシナリオありきで作為がある。伝統を無視した映画が受賞したのは極めて残念だ』と批判」(「イルカ漁」)

観たんだ?「シナリオありきで作為がある」なんて、玄人はだしのコメントですが、「作為」、ホントにわかるの?自分たちが悪く書かれたから文句垂れているだけのようにも読めますよ。

◆嵋麺了閉教育長は『受賞は西洋人の非寛容さを物語るもので、常識を疑う。根底には宗教文化の違いがあると思う』と言う」(「イルカ漁」)

「『宗教文化の違い』」は同意するけど、「『西洋人の非寛容さ』」って何?日本人は、他国の食文化にみんな寛容なの?聞いたことないなぁ。やっぱり、自分たちが悪く書かれたから文句垂れてるだけ?

「町漁協代理人の石田省三郎弁護士は『これ以上騒ぎを大きくしたくないのに遺憾。配給会社には既に上映中止を申し入れており、漁協と協議して今後の対応を決めたい』としている」(「イルカ漁」)

何の根拠があって「『上映中止』」?映画ファンの楽しみ奪うなよ!「隠し撮り」の方法論が不法行為というぐらいにしておけ。方法論から事実の可能性が高いんだから、映画ファンに見せろ!っての。

「イルカ漁」で一番妥当な見解は、「日本で配給する『アンプラグド』の加藤武史代表」のそれだろう。いわく、「『作品として完成度が高く、見応えがあった点が評価されたのだろう。米ジャーナリストたちのイルカ漁への関心の表れでもある』」。本当に「『完成度が高』」いかをジャッジするためにも、映画を見せてくれ。

ぁ崟崗焦請蠅錬稿釮粒婬銚紊竜者会見で『誤解に基づいて日本人は野蛮というメッセージになっており、非常に残念』と述べ、遺憾の意を表明した」(「『ザ・コーヴ』」)

まぁ、多数の西洋人の感覚からすれば、イルカや鯨を食べたら「『野蛮』」とされるのは仕方ないだろうな(日本犯罪社会学会編『グローバル化する厳罰化とポピュリズム』(現代人文社)でも、ニュージーランドの学者さんが、捕鯨と死刑を比べていたもんなぁ)。

ァ崟崗焦請蠅蓮愼鐱椶隆靄榲な食文化。地道に理解を求めていくしかない』と述べ」(「『ザ・コーヴ』」)→いつからかは知らないが、「『地道に理解』」はその通り。

 ↓△郎拠薄弱、は映画ファン無視、い鰐詰?鬚妊瀬瓮灰瓮鵐函ただ、西洋人だって牛や羊などを喰っているのに、なぜイルカやクジラを(関係ないが、以前問題となった韓国の犬も)食べてはいけないのかがよくわからない。この点からすると、イ離灰瓮鵐箸楼賤?△襦

究極の動物愛護は、動物を一切喰わないところにしかない。しかし、人間は雑食性(らしい)であり、たんぱく質を摂るためには、動物を食べることが欠かせないはずである。となると、どの動物なら食べてよいかのきちんとした基準が必要だが、これが本当に難しい。試案としては、絶滅や環境破壊などといった事情がなければ、食文化を尊重すべき、ということになろう。