夫が、妻に「仕事をしていない」(このエントリーにおいて、「仕事」は、家事以外の仕事を指す。清高注)となじられたので、殺害したという事件が起きた模様(右記参照。YOMIURI ONLINE「『仕事してないとなじられ』妻刺殺の夫逮捕」(2010年7月22日15時51分 読売新聞。同日アクセス。http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100722-OYT1T00683.htm)
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被疑者には無罪の推定があることと、仕事をしていないことだけが原因かはまだ明らかでないことを断っておいて。
この手の事件、夫のほうが、妻に対して「仕事をしていない」となじったので、妻が殺害した、という話を聞かないのは気のせいか。
もしそうなら、この手の事件は、深刻な男女差別が背景にあることになる。すなわち、男は外で仕事、女は家事、という社会的性差別が背景にある、ということである。
しかし、肝心なのは、夫婦や家族が食べていけることではないだろうか?となると、どちらが稼いでもいいわけで、もしこのような意識だったら、このような事件は起きなかったかもしれない、と思った。
もっとも、この事件の妻も高齢。それに女性。おそらく男性が外で働くしか選択肢はないだろう。外での仕事においても男女差別をなくすことが、この手の事件をなくすには大事なことだろう。