清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

フェニックス KBLと 争った

9月23日は豊橋市総合体育館で、9月25日は浜松アリーナで、「2010bj‐KBLチャンピオンシップゲームズ presented by マルコメ」が行われた。ご存知のとおり、第1戦は浜松東三河フェニックス(以下、浜松)が蔚山(うるさん)モービスフィバス(以下、蔚山)を80-66(1Qから21-17、17-19、24-14、18-16)で下し、第2戦は蔚山が浜松東三河を79-69(1Qから13-9、18-19、24-20、24-21)で下したが、得失点差で(第1戦で浜松が+14、第2戦で蔚山が+10)浜松が優勝した。MIPはソン・チャンヨン選手(蔚山)、MVPは太田敦也選手(浜松)。

bj-KBLチャンピオンシップゲームズは今回で5回目だが、はじめてbjリーグのチームが勝利した。外国人選手の数(コート上にはbjは2人、KBLは本国ルールの関係で1人。個人的には、日本のJBLもそうだが、外国人オン・ザ・コート1はお客さんをなめているダメな制度だと思っている。アジアも強くなりたかったら(トルコの男子世界選手権で決勝トーナメントに行ったFIBAアジア所属国は中国だけ。イラン、ヨルダン、レバノンは1次リーグ敗退)外国人制限を撤廃したほうがよい。ユーロは調べていないが、NBAみたいにすればよい)、2試合とも日本開催(過去4回、bjのチームは韓国で勝ったことがない)といったことはあったが、勝ったのは結構なことである。以下、BSフジで観戦した印象を。

まずは9月23日、豊橋での試合(bjリーグ公式ブログの記事は、http://bjleague.livedoor.biz/archives/51609293.html


この日の実況は青嶋達也アナウンサー。bj-KBLがBSフジに移籍してから(2007年まではGAORAで放送していたので、見ていない)、第1戦は地元のアナウンサーが担当していた(2008年は関西テレビの若田部克彦アナウンサー、2009年は沖縄テレビの三好ジェームス・アナウンサー)が、今年は違った。どうでもいいが。その青嶋アナウンサーがいっぱいのお客さんが入ったという趣旨のコメント。2,890人の入場。

蔚山のユニフォームには「アリーナ」のロゴが。「アリーナ」って、水着のメーカーじゃなかったっけ?バスケのユニフォームもやってるんだ。ちなみに浜松は「ブルファイト」。

第1戦は、KBLのルールがベース。なんと、KBLには、NBAのような、ディフェンス3秒ルールがある。私のイメージで説明すると、ボールや人にディフェンスしないで制限区域内に3秒とどまった場合に、相手チームにフリースロー1本とスローインの権利が与えられる。ディフェンス3秒ルールに、浜松は4回引っかかった(フリースローは4分の3)。

ハーフタイムに、「プロバスケ!bjリーグtv」の案内が。11月から、第1金曜日23時からの放送だとか。今までは、おおむね月2回だったので、月1回は減少である。残念なことだ。スポンサー、視聴率、コミッショナー、どれが原因なんだろう。

あまり試合のことを書いていなかったが、おおむね浜松リード。ただし、ファールがかさんだからか、日本人5人の時間があり(蔚山には韓国人5人の時間は2戦を通じて1秒もなかった)、そこで蔚山が逆転する。しかし、2009-2010シーズンのファイナル4のMVPで一躍時の人となった(NHKの「ためしてガッテン」のみならず(ファイナルの前)、NBAファイナルのゲストにも呼ばれた)大口真洋選手の3Pシュートが2本決まるなどで、ほとんど浜松ペースで逃げ切った。

放送終了直前、青嶋アナウンサーが、25日の実況が田淵裕章アナウンサーだとアナウンスした。田淵アナウンサーといえば、病気で休んでいたはず。体調が良くなったようだ。

次は、25日の浜松での試合。(bjリーグ公式ブログの記事は、http://bjleague.livedoor.biz/archives/51610077.html


まずは、2戦通して、浜松はリバウンドが拾えず、蔚山フリースローと3Pシュートが入らないという印象だったが、2戦目の中盤あたりから、蔚山が本領発揮、フリースローと3Pシュートも決まり出した。このようなこともあり、終始蔚山ペース。浜松は、前半はジャーフロー・ラーカイ選手がスコアできず、太田敦也選手を投入して「スパイラル」(私のイメージでは、センターを含めみんなが走り、主にハイポストでボールを渡し、隙があればシュートする、というオフェンス。関係ないだろうが、FIBA世界選手権でトルコ(準優勝。優勝はアメリカ)が見せた「コイル」(1人を除いてほかの4人がめまぐるしく動くゾーンディフェンス)というディフェンスのオフェンス版に見えてしまった)オフェンスに期待するも、第1戦ほど機能せず。

ハーフタイムのインタビューで、ラーカイ、ウェイン・アーノルド、友利健哉各選手が、中村和雄ヘッドコーチの槍玉に。契約解除をするわけではなく、奮起を促している。

浜松は、2戦ともディフェンスはリバウンド以外いいように見えたが、ファールが多く、25日は、ラーカイ、岡田慎吾両選手がファールアウト。4ファールの選手もいて、苦戦に拍車をかけてしまった。第1戦は14点差の圧勝だったのに、第2戦は、あわや14点以上離されての惨敗(つまり、優勝できない)か、というところまで行ったが、何とか10点差にして終了。

終了後のインタビューで、中村和雄さんは、「太田敦也さんのおかげ」と持ち上げつつも、さらにしごくことを宣言した。「太田敦也さん」に期待するか、といっても、仙台戦では眠っていてほしいが。

*この2試合の模様は、BSフジで、第1戦は10月2日午後2時から、第2戦は10月3日午後4時30分より再放送されます。まだの人はぜひ。