清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

退潮は 民主党より 無所属だ

統一地方選挙の後半戦、民主党はやはり苦戦らしい。とりわけ、衆議院議員選挙の愛知6区の補欠選挙が不戦敗。言い訳はできないだろう。私の見る限り、鳩山由紀夫菅直人民主党政権に、取り立てて大きなエラーがあったとは思えないが、なぜなのだろう。マスメディアの工作活動が実を結びつつあるのか?

それはさておき、他のブログ同様(おそらく)、「民主党は選挙に負けた、菅は退陣せよ」!というのでは面白くないし、不正確でもあるので、当ブログ独自(他ブログは参照していないが、違っていてほしい)の分析をしてみたい。なお、ソースは、読売新聞2011年4月26日朝刊(仙台では)とする。

と書いたが、実質的には、市議選の結果を中心に検討する。

1.市議選

得票率を比較すると、民主党は6.0%(2007年。以下同じ)→6.5%(2011年。以下同じ)、自由民主党は8.9%→9.4%、公明党(最多)は13.0%→13.7%。共産党は8.6%→8.1%、社会民主党は1.8%→1.2%、国民新党は0.0%で変わらず、諸派は1.0%→1.6%、無所属は60.5%→57.8%(今回が初めての政党(みんなの党たちあがれ日本)は検討しません)。

市議選は、民主党が負けたとは言えない。無所属の減少が著しい。すなわち、なぜか知らないが、政党化が進んでいる。

それだけでなく、反原発っぽい、共産党社会民主党の退潮も目立つ。市議選レベルでは関係なのだろうが、日本国民に限って言えば、反原発は盛り上がっていないようだ。

2.市長選は、読売新聞2011年4月26日朝刊13版2面によると、「区長選では国政の与野党対決の構図となった江東区で自民系の現職が民主系の新人らを破り、後半戦の対決型8市区長選の勝敗は民主党の『4勝3敗1分け』」とのことだが、未確認。内容が間違っているのか、世論操作なのか(民主党勝ち越しならば、「自民系の現職が民主系の新人らを破り」とは書くのはいかがなものか)。なお、この段落のみ、カギカッコ内の引用は2面。

3.東京都区議選

得票率が出ていないので、何も語れないが、議席数だけで見ると、民主党117→87、自民党275→259、公明党178→169、共産党134→121、社会民主党14→10、みんなの党0→51、国民新党2→1、たちあがれ日本0→1、諸派30→34、無所属91→88。

「(総定数は前回比で20減)」であることを考慮しても、民主党議席減が目立つ。ただ、得票が載っていないので、正当な結果かの判断は差し控える。

4.最後に

分析しておいてなんだが、そもそも、統一地方選を、国政の批判に使うのは間違っている。首長であれば人柄も考慮されようし、議員ならば居住地域を重視することもあり得るからである(遠くの党推薦より近くの無所属、などがあり得る)。