読売新聞2011年12月20日朝刊(東京本社版だが、夕刊のない仙台を基準とする)に載ったコラムは、ちょっとおかしい。以下、指摘する。
「権力基盤が 脆弱 ( ぜいじゃく ) なときは、お粗末な内政から国民の目をそらすべく、外国相手の危険な挑発行為に走る懸念もぬぐえない」だって。それなら、日本の民主党政権は、「外国相手の危険な挑発行為に走」ったのか? 私の記憶の限り、ないが。北朝鮮にその可能性がないとは言わないが、北朝鮮だから、というのでは差別である。
「対話4分、圧力6分」で何とかしようという気になりますか、編集手帳の執筆者さん。執筆者に「編集手帳について謝罪しろ!」なんて言っても何もしないだろうな。大なり小なり同じではないか? 圧力だの対話だの言うより、日本の国益に沿い、かつ北朝鮮も何とかしたくなるような方法を考えなければならないんじゃないのか?
2.よみうり寸評2011年12月19日付(http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column2/news/20111219-OYT1T00700.htm)