読売新聞2012年6月3日朝刊13版4面に乗っている、津田歩・読売新聞政治部次長の「政(まつりごと)なび 首相経験者の陰徳」が、ナンセンスだったので批判する。
また、「森元首相も党派を超え、野田政権に時折、助言している(中略)首相側から「最初に何を言ったらいいか」と尋ねられた森氏は、『“ここに畳があればよかったですね”と話しかけたら』と答えた」という。
敵の話など聞くなよ、という批判はありうるが、野田佳彦・内閣総理大臣、馬淵澄夫・元国土交通大臣が、謙虚に政治家活動をしているエピソード、並びに、(可能な限り)情報や経験を伝える、中曽根康弘、森喜朗、元内閣総理大臣の言動は、好感が持てる。
これだけ書けば、津田歩さんの政治記者としての能力をよく書くのだが、残念ながら、以下に言及することが理由で、津田歩さんが、記者を辞めて、また、読売新聞から退職したほうがいい、ということになってしまった。
致命的だったのは、「首相経験者の知恵と経験は、本来なら政界全体の財産となるはずだが、これでは「後輩」も2人を頼れないだろう」のくだり。
鳩山由紀夫・元内閣総理大臣の「米軍普天間飛行場の移設問題」や、菅直人・前内閣総理大臣の「東京電力福島第一原子力発電所の事故対応」、「現地視察」の事情などは、学ぶ必要がないのだろうか? 中曽根さんや森さんの経験より劣るのか?
津田歩さんの記事の内容を私なりに要約すると、民主党の人は自由民主党の内閣総理大臣経験者から学ぶ必要があるが、現在の野党の人は民主党の内閣総理大臣経験者から学ぶ必要がない、となるが、一般論として、経験から学ぶのは当然のことで(だから、可能な限り教えている、中曽根さんや森さんを私はこのエントリーで評価している)、日本を滅びしたいのか、津田歩さんよ?
日本を滅ぼすことを画策している、読売新聞の津田歩・政治部長は、国賊(
kiyotaka-since1974.hatenablog.com
参照)であることがまたも明らかになったのだから、潔くペンを折り、記者を辞め、読売新聞を退職すべきである。