清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

避難者数か 放射線量か 難しい

朝日新聞デジタル「福島の帰還基準、避難者増を恐れて強化せず 民主政権時」(2013年5月25日7時9分。http://www.asahi.com/national/update/0525/TKY201305250024.html

)によると、「福島第一原発の事故で避難した住民が自宅に戻ることができる放射線量「年20ミリシーベルト以下」の帰還基準について、政府が住民の安全をより重視して「年5ミリシーベルト以下」に強化する案を検討したものの、避難者が増えることを懸念して見送っていたことが、朝日新聞が入手した閣僚会合の議事概要や出席者の証言で明らかになった」という。
 
これだけ見ると、人の生命をどうでもいいと思っている民主党などなくなってしまえ! みたいなことを言う人、多分いるだろうけど、いざその立場になったら、難しい話のはずである。
 
詳しくは登録してご一読だが、避難者数がどうでもいいことのようにも思わないし、放射線量がどうでもいいとも思わない。あらゆる観点を考え、専門的な勉強をしないと、この問題の妥当性は判断できないな、と思った。
 
この朝日新聞の記事、個人的にはいい記事だと思うが、判断は相応に勉強してからで遅くない、と思った。
 
*2013年5月25日補足
 
ちょっとググってみたら、東京都健康安全研究センター「 放射線量について」(2013年5月25日アクセス。http://monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/housyasenryo.html
)というサイトに辿り着いた。
 
そのサイトによると、「一般の人が受ける放射線量としては、国際放射線防護委員会(ICRP)が2007年に勧告を出しており、その中で、一般の人に対する放射線量の指標を3つの範囲で設定しています。緊急時は20~100ミリシーベルト、緊急事故後の復旧時は年間1~20ミリシーベルト、平常時は年間1ミリシーベルト以下としています」とのこと。また、「国は、事故発生から1年の期間内に積算線量が20ミリシーベルトに達するおそれのある区域を「計画的避難区域」としています」ともある。
 
朝日新聞デジタルの記事に戻ると、「民主党政権が2011年12月、三つの避難区域に再編する方針を決め」とある。登録なしで読める限りでは、東京都健康安全研究センターのサイトと照らし合わせると、民主党政権の対応に致命的な問題があるとはいえないかもしれない。ただ、放射線はなるべく浴びないほうがいいという説もあるので(閾値なしモデル。逆に一定量を超えると危ないという(イメージのある)、閾値ありモデルを主張する人もいる。両説の妥当性は清高の手に余るので、判断しない)、やっぱり難しい問題だ。