清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

誰にとっても 望ましくない 降板劇

みのもんたさんが、TBS系全国ネット「みのもんたの朝ズバッ!」「みのもんたのサタデーずばッと」を降板するそうで、記者会見が開かれた(模様はMSN産経ニュースみのもんたさん会見「報道番組降板は一番つらい道」」(2013年10月26日23時29分。http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/131026/ent13102623310021-n1.htm

)参照)。
 
どんな番組であれ、降板するかしないかはいかなる状況であれ本人の自由である(退職の自由があるから)。
 
ただ、今回の降板劇は、誰にとっても好ましくない話である。
 
MSN産経ニュースによると、「事件について「なぜこんなに騒がれるのかと思っていた」とも述べ、批判が自身に向けられたことに違和感があったことも表明。「やめなければ収まらない風潮に感じた」とも語った」という。人の弱みに付け込んで攻撃する恥ずべき日本人(日本国内では圧倒的マジョリティだから、こう書いた)が大量にいたということなのだろう。
 
これを一般論にすると、身内に犯罪加害者と疑われる人がいれば、攻撃されて、仕事をやめなければいけない、ということになる。しかし、この結論、得になる人は、いない。被害者視点からは本人でないから関係ないし、勤め先は混乱する上により生産性が高まるか未知数だし、家族としてはより厳しい貧困状態が予想できるからである。
 
したがって、この場合は、犯罪加害者家族に対する攻撃をセずに、最低でも放っておいたほうが、誰のためにもなっているのである(本人が自発的にやめる分にはどうしようもない)。
 
攻撃する人のストレス発散?他のことでやれ!で終了だろうな。
 
*なお、みのさんに対するような犯罪加害者家族に対する攻撃は、日本では結構あるらしい(万国共通かもしれないが)。詳しくは鈴木伸元『加害者家族』(幻冬舎新書、2010)をご一読あれ。