2014年2月2日22時から放送された、NHK-BS1「Biz+ サンデー」(「番組」と表記する場合もある。http://www4.nhk.or.jp/bizplus/ )を観た。
ところでもうそろそろ、ソチオリンピックの競技が始まる(開会式は日本時間で2月8日早朝)。NHKのBS1は特別編成で(http://www.nhk.or.jp/bs/lineup/pdf/bs1_thismonth.pdf
番組によると、フラジャイル5(もろい5カ国)のうち、インド(以下も国名は略称を用いる)を除いた対ドルの通貨がどれくらい下落したかを取り上げていた。すなわち、トルコは20%、インドネシアは18%、南アフリカは12%、ブラジルは5%下落したので、これらの国の先行きが心配なのだという。
同じ対ドルの通過下落で、日本は成功で、フラジャイル5の国は先行き懸念というのは、一貫していないのではないか?
通貨が安くなれば、外国のものは買いにくく、自国のものは売りやすい傾向になる。それなら、フラジャイル5の国の輸出量の増大が期待できるとも言えるし、日本はものを買いにくくなっているとも言える(後で日本の貿易赤字を取り上げていたが)。なぜ同じ現象なのに、日本はポジティブで、フラジャイル5はネガティブなのだろうか?これでは、NHKは安倍政権を批判できない、ぐらい言われても仕方のない内容だった。