YOMIURIONLINE「琉球新報の社説「黙秘権を軽視」…沖縄弁護士会」（2017年11月23日。http://www.yomiuri.co.jp/local/okinawa/news/20171123-OYTNT50002.html
）によると、「沖縄県うるま市の女性会社員殺害事件で、殺人罪などに問われた元米軍属の被告（３３）の初公判に関する琉球新報社（那覇市）の社説について、沖縄弁護士会は２２日、内容の再検討などを求める照屋兼一会長名の談話を発表した。「黙秘権や公平な裁判を受ける権利を軽視している」としている」という。
その社説は、琉球新報2017年11月17日社説「米軍属女性殺人初公判 罪と正面から向き合え」（https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-615039.html
）である。「その後の被告人質問で、被告は黙秘権を行使した。少なくとも被害女性、遺族に謝罪すべきである」だとか、「被告の順法精神と人権意識の欠如の延長線上に、黙秘権の行使がある」だとか、書くわ書くわ、琉球新報の「順法精神と人権意識の欠如の延長上に」社説があるんだなぁ。ただ、黙秘したことで犯行を認定することはできないが、量刑に影響させても問題ないらしいけど。
これはたまたま沖縄県の事件だから沖縄弁護士会が声明を出したが、琉球新報だけではなく、新聞というのは、筆者の印象ではどこも被告人の黙秘権を肯定的に捉えていない。表現の自由しか知らない新聞社の「順法精神と人権意識の欠如」が、たまたま琉球新報の社説に出ただけだと思う。
