ニッポン人 バカが多いと 読売が

読売新聞が、面白い世論調査の結果を明らかにした。

 

「２０１８年３～４月　郵送全国世論調査『憲法』」（2018年4月3日5時。http://www.yomiuri.co.jp/feature/opinion/koumoku/20180426-OYT8T50015.html

）によると、（以下、長いが、引用）

 

「◆今の憲法の役割を巡る、次の（Ａ）と（Ｂ）の意見のうち、あなたが考える憲法のあり方は、どちらのイメージが強いですか。

（Ａ）国のかたちや理想の姿を語るもの

（Ｂ）国家権力を制限するルール

・どちらかといえば（Ａ）　　　　　　60

・どちらかといえば（Ｂ）　　　　　　37

・答えない　　　　　　　　　　　　　3」

 

という結果が出たという。

 

要は、回答者の60%が、バカだということである。

 

そんなに難しいことではなく、日本国憲法は近代憲法であり、それは、自由の基礎法かつ制限規範（B)であり、最高法規である（芦部信喜『憲法』（岩波書店）第一章四「憲法規範の特質」参照。最新版での確認を乞う）。だから、「理想の姿を語る」（A)とは言えない。一方、自由の基礎法ゆえ制限規範となるわけだから、選択肢（B)は正しい。

 

中等教育でも憲法に触れられるはずだが、憲法の理解が正しくない人が相当いるということで、今の日本はまずいことになっているようだ。