ツイッターサーフィンをしたところ、こんなツイートが。
「もともと初任給すげー安いのに、そして給料も高くないのに、その上で雇用も保障しないなら、もう日本企業に就職する意味ないわけだが、彼らそれ理解できてるんですかね?(以下略)」(愛国心の足りないなまけ者(@tacowasabi0141 )。2019年4月21日22時34分。https://twitter.com/tacowasabi0141/status/1119957484871933953
)
「(以下略)」はYahoo!ニュース配信だが(後述)、そのオリジナルの記事は、日テレNEWS24「経団連会長“終身雇用を続けるのは難しい”」(2019年4月19日23時5分。http://www.news24.jp/articles/2019/04/19/06429964.html
また、以下においてはYahoo!ニュースから引用)
日本経団連の会長が「『終身雇用』を続けていくのは難しい」と述べ、「その上で、これまで日本では、4月の一括採用で入社せずに、あとから非正規で入社した場合、たとえスキルを身につけたとしても正社員に待遇で差をつけられるというケースを示し、そうした雇用システムに疑問を呈した」という。
「あとから非正規で入社した場合」の問題であって、終身雇用の問題ではないが、論理的につながらないところをつなげようとしたところに、日本経済とマスメディアの低迷が垣間見えるというのは言い過ぎか。
ただ、どういうシステムがいいかは考えるべきではある。
一括採用がやり玉に挙がるのは、非正規雇用との関係というより、経団連加盟企業以外の採用スケジュールの問題かもしれない。必死にルールを守った結果いい人材が取れないならたまったものではないから、採用ルールを統一しようというのだろう。
非正規の問題については、非正規こそ、例えば最低賃金を高くするとか、解雇される可能性が高い一方で報酬が高いメリットがあるだとか、使用者、労働者、お互いに選択できるようにすべきかもしれない。
ともあれ、使用者、労働者、どちらにとってもメリットがあるような制度を追求すべきである。