産経新聞のウェブ版「安倍首相、対韓輸出管理体制見直しの正当性主張」(2019年7月7日17時50分。https://www.sankei.com/politics/news/190707/plt1907070014-n1.html
)によると、「安倍晋三首相は7日のフジテレビ番組で、韓国への半導体材料の輸出管理体制見直しについて、韓国の対北朝鮮制裁やいわゆる徴用工問題に言及して正当性を主張した。『韓国はちゃんと制裁を守っている、ちゃんと貿易管理をしていると言っているが、徴用工問題で国際約束を守らないことが明確になった。貿易管理でも守れないだろうと思うのは当然だ』と述べた」という。
また、時事ドットコム「安倍首相、韓国に『不適切事案』=輸出規制、正当性を主張」(2019年7月7日11時48分。https://www.jiji.com/jc/article?k=2019070700218&g=pol
)によると、「安倍晋三首相は7日のフジテレビ番組で、日本が韓国向け半導体材料の輸出管理を強化した理由について『(韓国側に)不適切な事案があった』と強調した。ただ、具体的な説明は避け、韓国が輸入品を北朝鮮に横流ししているとの見方に関しても『個別のことについて申し上げるのは差し控える』と述べた」一方で、産経新聞の記事同様「首相は(略)元徴用工問題に触れ、『国と国との約束を守らないことが明確になった。貿易管理でも恐らくきちんと守れないと思うのは当然だ』と述べ」たという。
筆者はフジテレビの番組を今日は観ていないが、産経新聞と時事ドットコムが報じているのだから、「『徴用工問題で国際約束を守らないことが明確になった。貿易管理でも守れないだろうと思うのは当然だ』」(産経新聞の記事より引用)と言ったのを事実とすると、安倍晋三さんは、論理的にものを考えられない人なのだ、となる。
あることで約束を守れない=すべてのことで約束を守れない、ではないので。
また、条約を守らない(安倍さんの見解によるが、そういう事実はない)=貿易管理をきちんとしていない、でもない。