昨日(7月1日)、橋本龍太郎元内閣総理大臣がなくなった。68歳だった。
私が理解した限りでは、橋本氏は小泉流構造改革の先駆者である。何点か挙げると、、省庁再編をして官の組織を縮小しようとし、金融ビッグバンで金融市場を自由化したのである。
それにしても、在職中の人気は今の小泉純一郎氏とは比較にならなかったと思う。やはり、経済失政(緊縮財政で不況が悪化したこと)と親中派のゆえか。政策課題が橋本氏も小泉氏も対して変わらなかったのは先送りしていたことも意味するが、省庁改革などの先鞭をつけた橋本氏の業績は今後評価が高まるだろう。
ただ、晩年は日本歯科医師会からの1億円ヤミ献金疑惑が取り沙汰された(結局は不起訴)。彼の死でおそらく真実は明らかにされなくなるであろう。
ご冥福をお祈りいたします。