清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

被告人ヤギ氏を死刑にするには

広島市木下あいりちゃんに対する殺人・強制わいせつ致死等事件の1審判決が出た。無期懲役であった。

判決要旨を見た限り(読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp)東京本社版第13版)、強制わいせつや殺人に対して故意は認めたが計画性を認めることに慎重なのがどうかと思うが(それ自体は刑罰権は謙抑的に行使すべきだから妥当だが、計画性がなかったのかどうかはわからない)、おおむね妥当だと思う。「(人命を)複数奪う行為と単数奪う行為とを比較した場合、ともに強い非難に値する行為とはいえ、なお非難の程度に相当の差異がある」、「永山判決の趣旨からすれば、殺害された被害者が単数の事案において死刑を選択するには、それが複数である事案に比べて、他の量刑要素において、より悪質性の高い事案であると認められると解される」、「嫌疑を受けたことだけをもって前科があるのと同様の不利な取り扱いをすることは許されない」、どれも当然のことである。

この事件を上訴して死刑にするには、ゞ制わいせつや殺人について計画性があったという風に事実認定するのが妥当だということ(刑事訴訟法第382条の事実誤認に当たる場合)、⇔犹??錣撚甬遒忙犒哉酬茲あること(刑事訴訟法第381条の量刑不当に当たる場合)、A芦覆あることを証明すること(ペルーで裁判を受けさせて犯罪を認定すること)、などの事情が必要かと思う。ただかわいそうだとか、外国人だからとか、凶悪化が進んでいるとかで死刑にするのはいかがなものだろうか。