清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

(将棋)名人戦 朝日に移管で いいのかな

将棋ファンと言った手前、この話題には触れなければなりますまい。

(将棋)名人戦の毎日案が1日に否決され、朝日新聞社と契約することになりそうである。下記の読売新聞社のサイトに詳しいので、リンクに掲げておく。
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060801i411.htm?from=main4

毎日案―(33,500+7,800(スポーツニッポンとの共催の王将戦の契約金)+3,000)×7×7分の5=221,500(7年だと310100)(単位は万円。下記も同じ)。

朝日案―(35,500+4,000(別棋戦の5年開催))×5+75,000(5年分の将棋普及協力金)=272,500(6、7年目は未知数)。

こうしてみると、5年分で見ると朝日新聞名人戦を主催したほうが得であり、朝日の条件がこのまま更新されると、35年で1,907,500万円(毎日は1,550,500万円。なお、35年というのは同条件で比較できるから)ので、朝日のほうが得ということなのだろう。

それはわかるが、(1)毎日はこのまま引き下がるのか、訴訟を提起されたり、王将戦を終了(または縮小)されることはないのだろうか、(2)朝日オープントーナメント(アマチュアが10人挑戦できる棋戦。アマ参加棋戦の中で参加人数は最大)の終了で、アマのプロ挑戦の門戸を狭めるということはないのか、(3)夕刊に将棋が載るのか(毎日の場合、朝刊のA級順位戦、夕刊の順位戦の特選譜・奨励会棋譜・アマチュア王将戦の2本立て。一方、朝日は朝刊にしか将棋観戦記は載らない)、(4)5年経ったら同条件でまた契約するのか、という疑問がある。特に(1)より、まだこの問題の解決は遠いようだ。

なお、将棋界は信義よりカネなのかという批判も聞くが、カネがなければ将棋界自体が成り立たなくなるので、批判としては筋違いである(もっとも、信頼関係にヒビが入るリスクは大きいと思う)。