清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

心理主義の 批判も結構 問題だ

今日の読売新聞朝刊(東京本社版第13版39面(仙台では))ならびに週刊現代11月18日号によると、戸塚ヨットスクールの訓練生が海で水死体で見つかったそうだ。目立った外傷はなく、原因は自殺か事故死らしい。

仮に事故死であれば、戸塚ヨットスクールが訓練生の安全に配慮する義務を怠ったことになるので、損害賠償責任を負うのだろう。

でも、週刊現代を立ち読みした限りでは、どうも自殺の線が濃いらしい。この訓練生はうつ病を患っているらしく、それを叩きなおそうとして父親が訓練生にしたそうだ。しかし、うつ病ならばヨットスクールよりは精神科医のところに行きそうなものだが、快方に向かわなかったので、やむを得ず訓練生にしたのだろう。

しかし、悲しいかな、戸塚さんはどうも専門知識が欠けているので(医学系の学問を学んでいる形跡はない。なお、このことは、小室直樹さんも指摘している(どの本かは現時点では思い出せない))、やってはいけないこと(たとえば叱咤激励)をしたのではないか。

こうなると、心理主義の批判(たとえば、『心の専門家はいらない』(小沢牧子著。洋泉社新書))もむなしくなる。心理主義はなんでも心の問題として自己責任を押し付けるものだからよくないというのは分かるが、素人がやることによって余計に不都合が生じるということは無視しているようだ。

やはり、何かの不都合が生じたら、まずは専門家に相談するのが原則のようだ。