下村博文官房副長官の発言が波紋を呼んでいる。
今日の読売新聞朝刊（東京本社版第１３版４面（仙台では））によると、高市早苗少子化担当大臣が下村発言に関連し、「女性は仕事を辞めて家で子育てしろと言い切られると、仕事を続けられない、自己実現できないことを理由に、子どもを産めないという話になってしまう」と指摘した。その上で「報道された発言ぶりであったとすれば残念だ」と語った。
高市さんの指摘は正当だ。ただ、私が記事を読んだ限りでは、下村さんは「仕事を辞めて家で子育てしろ」とは言っていない（右記の私の記事参照。http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/23294496.html）。「仕事をしばらく休んで」という趣旨に取れるからである。
ところで、週刊誌の記事を根拠に質問した森ゆうこ参議院議員が参議院で懲罰動議にかけられているという（『週刊金曜日』１１月３日号。主な内容はこちら。http://www.kinyobi.co.jp/Recent）。これとパラレルに考えると、高市さんは自由民主党から処分されることになろう。
しかし、ある記事を根拠として発言したことをいちいち咎めるのはおかしいのではないか。説明すればそれで済むことだからである（『週刊金曜日』１１月３日号と同意見）。高市さんは処分されないだろうが、参議院の懲罰動議も取り下げるべきである。
