アメリカ合衆国の中間選挙があって、民主党が12年ぶりに下院、上院とも過半数を占めたそうだ(読売新聞朝刊東京本社版第13版1面(仙台では)参照)。
私は今アメリカにいるわけでもなく、住んだわけでもないのでアメリカの内部事情は分からないが、外から見れば、今回の敗因はイラク政策なのだろう(読売新聞も指摘している)。
開戦時は勝利を信じるので支持が集まりやすいが、時が経つと、死者がでたり(2500人ぐらい死んでいるそうだ。もっともイラク人はもっと死んでいるが、肝心なのは自国民の死者数)、うまくいかなかったりという現実を直視するので、厭戦気分が起こるのだろう。
ところで、これが仮に日本の自衛隊の人が死んだら日本国民はどう思うだろうか。私は意外と時の政権が負ける材料にはならないのではないかと思う。というのは、(私だけであることを祈りたいが)自衛隊の人の生命は他人事だと思う人がいるからである(ここが兵役義務のあるアメリカ合衆国と違う)。
こうなると、時の政権は、兵役義務を採用しないのではないか。それがいいことかどうかはわからないが。