エッ、野球はペナントレースだって?わざわざふり仮名を振って、文化感想戦の書庫に入れているんだから、野球の話ではありません。将棋の話です(ついでに言うと、野球(右記のサイト参照。http://www.npb.or.jp/nippons/)
と、同じJTが特別協賛しているゴルフ(右記のサイト参照。http://www.jti.co.jp/JTI/jtcup/Welcome.html)
は「にっぽん」シリーズとよむ。さらに、JTの名前が入っていない日本(読み方不問)シリーズは野球のみ)。
JT将棋日本シリーズ(http://www.jti.co.jp/JTI/shogi/)
が、今日、仙台市の夢メッセみやぎで開幕した。
私は、息子がいないので、こども大会(決勝は除く)はパスして、14時開場のこども大会決勝と、プロ公式戦を観た。
まずはこども大会である。低学年の部は私が観た中で(4回)一番レヴェルが高かった。例によって序盤でミスするも、なかなか土俵を割らない指し回しに感心した。
その次は高学年の部。私の好きな振り飛車(飛車を最初の位置から左(それも真ん中より左)に動かす戦法)破りの棒銀(飛車先に銀が進出する戦法)になったが、うまく指されて、残念。
それにしても、この大会のステージに立ったお子さんは、みな熱心だった。隣県まで将棋道場を探して行っている人もいるという。すごいな。
ただ、残念なのは、会場の宮城県出身のお子さんが決勝戦に残らなかったこと。そのせいか、尊敬する棋士に、中原誠永世十段の名前は挙がらなかった。
そしていよいよプロの公式戦。カードは、森下卓九段vs(先手番)木村一基八段。
この将棋、森下九段の向かい飛車(相手の居飛車(もとの位置に飛車がある構え)に向かい合う振り飛車)の早い仕掛けから、なおも森下九段が揺さぶったところを木村八段が反発して、激しい将棋となった。
受けの木村八段(と言われている)の受けの好手が炸裂したかと思ったところ、森下九段が飛車を切っての猛攻。
木村八段がいいと個人的に思ったが(島朗八段の解説を参考にしたのは言うまでもない)、なおも森下九段の猛攻。ここで木村八段が合い駒を間違え(香車ではなくて、桂馬にすればよかったらしい。もっとも、私も香車だと思った)、森下九段の勝ちとなった。
対局終了後、お楽しみの抽選会だが、3年連続で手は当てても、景品は当たらなかった。残念(ついでに言うと、勝利者予想クイズは3年連続で外れている)。
抽選会終了後、勝者の森下卓九段と握手をして、バスに乗る。
とまぁ、こんな具合だったが、よくわからないでしょう。会場が近くにある方もない方も、機会を見つけて将棋日本シリーズの会場に足を運ばれたらいかがか。真剣勝負は楽しめますよ。