清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

中教審 反省しても むずかしい

今日の讀賣新聞朝刊1面(仙台では)によると、中央教育審議会が、授業時間を減らしすぎたなどと、いわゆるゆとり教育を反省している。

しかし、反省するのはいいが、活かすのはむずかしいのではないか。以下、本文記事(カギ括弧内)を引用しつつ、検討する。

「授業時間を減らしすぎた」と反省しているが、授業時間を増やすのは本当は難しいはずだが。児童・生徒の1日の集中力の限界はどれくらいなのか、先生に週休2日はいらないといえるのか、などをきちんと検討しなければならないだろう。

「家庭や地域の教育力が低下し、生活習慣や規範意識を身に付けさせる上で学校の役割が増していた」としていいかも疑問。学校の先生に「生活習慣や規範意識を身に付けさせる」役割を押し付けていいのか(どの本か忘れたが、外国の先生はもっぱら知識伝授が仕事だということを思い出した)。

なお、「子どもの自主性を尊重するあまり、指導をちゅうちょする教師が増えた」、「ゆとりが強調されたことで、教師が基本的な知識を教えることまで「詰め込み教育」ととらえ、避けるようになった」については、私はどう考えていいか迷っているが、『知的好奇心』、『無気力の心理学』(波多野 誼余夫=稲垣 佳世子 中公新書)の2冊を読めば、皆さんも、詰め込み重視でいいのか(子どもの自主性尊重自体が悪いわけではなく、方法の問題であるという示唆が得られる)を考えてしまうだろう。