清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

ニッポンで 二大政党 無理かもな

以前、「選挙制度は 衆参同時に 検討だ」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/32470618.html
で、選挙制度を検討し、その中で、3つの選択肢をあげたが、先の小沢騒動を見てみると、これらの選択肢自体を掲げることに自信をなくしたので、改めて書いてみる。

例の大連立騒動(小沢騒動の原因)が起こったのは、現在開かれている臨時国会において、成立した法案が1つもないところにあるようだ。それならば、自由民主党が徹底的に妥協することを私は期待していたのだが、そうではなく「あうんの呼吸で」(福田康夫内閣総理大臣自由民主党総裁のコメント)、大連立の話が持ち上がった。

讀賣新聞あたりを読むと、ドイツでも大連立(社会民主党キリスト教民主同盟キリスト教社会同盟。右記のウィキニュース参照。http://ja.wikinews.org/w/index.php?title=%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%80%8C%E5%A4%A7%E9%80%A3%E7%AB%8B%E3%80%8D%E4%BA%A4%E6%B8%89%E3%81%8C%E5%90%88%E6%84%8F%E3%80%81%E6%96%B0%E5%86%85%E9%96%A3%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E3%82%82%E6%B1%BA%E5%AE%9A&oldid=19344
があり、政策が実現しているのだから、日本でも、自由民主党民主党が(公明党ともに)大連立を組めばいいなどという意見が載っているが、国情の違うドイツと一緒に論じてはいけない。すなわち、ドイツの連邦議会の場合は、比例代表中心の選挙制度なので、最大与党といえども過半数議席を確保するのが難しいのに対し、日本の衆議院は、民意を集約する二大政党制を促進するために小選挙区制を導入している(比例代表制もあるが、数が少ない上に、重複立候補が認められているので、二大政党の敗者復活の趣が強い)。また、参議院小選挙区大選挙区比例代表並立制になっており、衆議院同様、民意の集約の効果がある。

これでは、参議院が強い(実感はないが)こととあわせて考えると、容易に政治が動かなくなる。それを打開しようとして大連立にすれば、多様な民意を2つに集約するという二大政党制の否定になってしまう。

こうなったら、まず最初にやることは、選挙制度、ならびに二院制の改革だろう。その中で絶対やるべきことは、衆議院比例代表制を中心とした制度に改めることである。場合によっては、れじれが生じないように(慎重な審議は犠牲になるが、やむを得ないか)、参議院衆議院に吸収させる(議員が722人いるのはけっして多いとはいえない)ことも検討すべきである。