ご存知の方も多いだろうが、あの小室哲哉さん(当ブログでは、刑事被疑者は原則匿名(のつもり)だが、議論の展開上、実名を出した。清高注)が、詐欺(刑法第246条)の疑いで逮捕されたそうだ。
仮に報道されたことが事実だとしても、今まで小室さんが発表した音楽の価値が変わらないことを、読者の皆様に喚起しつつ、私も肝に銘じたい。
というわけで、突然ですが、小室さんの音楽に関して、私の見解を。
TMネットワークにしても、90年代のT.Kプロデュースにしても、それなりに悪くはないが、買ってまで聴こうという曲はなかった。
ところで、90年代のT.Kプロデュースで出た女性歌手は、それなりにいいとは思ったが(それなりに歌がうまいと思ったが)、他の人は(周りも評論家
も)みんな批判していた。なぜなのだろう。日本の音楽シーンは、あらかじめヒット曲が決められていると思われるところがあるので(だからプロデューサーが目立つ、と言ったら不正確か)、売れていない、話題になっていない曲の中にいい曲は結構あるものだが(具体例は挙げない。皆様にも心当たりはあろうし、なければ鑑賞力に問題があるかも)、売れるということは、やはりそれなりにいいところがあったのではないか。
私は、熱烈なT.Kプロデュースのファンではないのでやらないが、今やったら価値がありそうなのは、小室さんの音楽、とりわけ、90年代のT.Kプロデュースの魅力を語ることだろう。