清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

人のせいが いい場合もね あるんだよ

トンデモ寸評とひそかに呼んでいる『よみうり寸評』、またやってくれました。

11月25日付(http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column2/news/20081125-OYT1T00419.htm
(なお、仙台では、11月26日朝刊)は、「〈せいだ病〉」について。

要は、人のせいにするなと言っているだけの、連載至上最低と言ってよいレヴェルのコラムである。ブロガーだってこんな駄作書かないよ。

もちろん、なんでも人のせいにしていいわけではない。

しかし、ならば不遇は何でも自分のせいにしていいかと言うと、そうでもない。

最悪なのは、自分がダメ人間だから何をやってもダメだという類のもの(性質に帰責させる場合)。このような考え方にとらわれると、うつ病→自殺ということになりかねない(うつ病だからこのように考える可能性がある)。

自分のせいにするならば、方法がまずかったという風に考えればよい。ただ、何度も失敗すると、自分がダメ人間だと思うことがあるのは否定できない。その場合は、進むべき道を変えるとかして、とにかく自己破壊的な方向に進まないようにしたい。

また、自分以外の他の原因があるかも検討したほうがよい。そうすれば戦う気力が出るかもしれないし、社会をよりよい方向に変えるかもしれない。

相手を称えたり、運が悪かったとして、気分を変えるのもよいかもしれない。もっとも、それがために、自分に原因がある場合に問題が解決しないというリスクも負うが。

要は、自分の人生を向上させる方向で原因を探求するのが大事だということである。寸評のように「人のせいにするな」ではダメなのである。

*より深く考えるには
オプティミストはなぜ成功するか』(セリグマン 講談社文庫)
クリティカルシンキング 入門篇』(ゼックミスタ=ジョンソン 北大路書房。なお、興味があれば『実践篇』にお進みください。)