清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

女性差別と だけ捉えても ダメなんだ

まず転載元の朝日新聞デジタル「女性都議に「産めないのか」 自民?議員席からヤジ」(2014年6月19日5時20分。http://www.asahi.com/articles/ASG6L74N8G6LUTIL03T.html )

を見てみると、「 「自分が早く結婚すればいい」「産めないのか」。18日の都議会で、妊娠、出産、不妊に悩む女性への支援の必要性を訴えた女性都議に対し、議場からこんなヤジが飛」んだという。それについて、外国のメディアは、女性差別として捉えているという(スポーツ報知「「セクハラではなく、女性への差別」都議会やじ世界も批判」(2014年6月22日6時2分。http://www.hochi.co.jp/topics/20140622-OHT1T50029.html )。
 
もちろん、一連の経過からすれば、セクハラとも女性への差別とも取れよう(というか、ほとんど意味は同じである。goo辞書「セクシャルハラスメント」参照。http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/123902/m0u/ )。
 
しかし、セクハラであれ女性への差別であれ、女性議員に対するやじだからダメと捉えるのもまた差別だろう。
 
すなわち、男性に向かっても「「自分が早く結婚すればいい」」(朝日新聞デジタル)と言ってはいけないし、産まれないのか、と言ってはいけないのである。今回の事例が、非正規雇用の増加だったり、不妊治療の話だったりすれば、男性にも同様の野次が飛ぶ可能性があるが、それもファールなのである。
 
後者について補足すると、子どもが産めないのは、女のせいばかりではない。男の精子に問題があって生まれない場合もあるのだ。そういう人たちに対するヤジの場合でも同様の糾弾をすべきで、それができないというのであれば、それも差別なのである。
 
現在の日本の女性差別を無視するわけではないが、発言の吟味もまた必要なのである。