清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

壁作る 合理性はね ないみたい

2016年10月25日(月曜深夜)から28日に放送された、NHKBS1の「BS世界のドキュメンタリー」(http://www6.nhk.or.jp/wdoc/index.html

)で、フランスのメディアの制作で、アメリカの問題点をとらえた、「シリーズ 米大統領先目前 アメリカの"影”を見つめて」が面白かった。
 
どれも面白かったが、特に今後に役立ちそうなのは「ハイテク化する国境」(http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=161028
)だった。
 
皆さんご存知のとおり、アメリカの次期大統領は、ドナルド・トランプ(以下も敬称略)になった。トランプは、国境に壁を作り、その費用をメキシコに払わせると聞いている。しかし、そもそも国境に壁を作ることで不法移民が防げるんだろうか?仮に防げても政策合理性があるのだろうか?そして国境の管理を厳しくすることで誰が得をしているのだろうか?
 
筆者が番組を見た限りでは(詳しく検討をしていないので、番組の主張が正しいかはわからない)、不法移民を防げないし、政策合理性もないし(金が膨大にかかる上に、防げる移民は1%くらい出そう。大多数の不法移民は、合法に入国しビザが切れる場合)、儲かるのは政治家や密入国あっせん業者、軍需産業である。
 
番組の視点がそうだからなのだが、移民を防ぐために国境管理を厳しくする根拠はなく、不法移民が問題ならその都度見つければいいのだ、と思わせる出来だった。
 
番組から離れるが、テロを防ぐために移民を入れないことは大事だろう、ということも違うと思った。移民のみならず、本国人だってテロをする人はいるから(日本のオウム真理教って外国からの移民がやったのですか?)。
 
ただ、筆者は、移民は職を奪うことが仮にあっても、需要が高まるという効果があるはずだと思うので、移民に反対はしない。しかし、難民を受け入れるべきということを納得していない。単に「困ったときはお互い様」なのだろうか?難民受け入れが合理的だという理論が発見できればいいのだが(もっとも、難民受け入れ反対ではない。受け入れるべき理由がよくわからないということである)。