清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

またしても 韓国なんかに 惨敗か

日韓関係の冷え込みがマスメディアを賑わしているが、2019年8月に韓国(大韓民国)をホワイト国から外すということについて、世耕弘成経済産業大臣がツイートをしているが(後述)、まずは経済産業省HPから「本日の韓国産業通商資源部による記者会見について」(2019年7月24日。https://www.meti.go.jp/press/2019/07/20190724002/20190724003.html

)をご覧いただこう。
 
ホワイト国というのは、経済産業省HP「安全保障貿易管理 キャッチオール関連 2.規制対象地域に関する質問」(https://www.meti.go.jp/policy/anpo/qanda13.html
)によると、「大量破壊兵器等に関する条約に加盟し、輸出管理レジームに全て参加し、キャッチオール制度を導入している国」のことである。
 
それでは韓国はどうか?
 
まず「大量破壊兵器等に関する条約」について。一般財団法人安全保障貿易情報センター「輸出管理の基礎 安全保障貿易管理の歴史と背景Ⅰ 国際情勢と規制内容の変遷」(http://www.cistec.or.jp/export/yukan_kiso/anpoguidance_1rekishito_haikei.html
)によると、「2.不拡散型輸出管理の時代(2)大量破壊兵器等の拡散防止」という項目があって、それによると、「大量破壊兵器等については、核不拡散条約( Nuclear Non-ProliferationTreaty :NPT)、生物兵器禁止条約(The Biological Weapons Convention : B W C ) 、化学兵器禁止条約( The Chemical Weapons Convention:CWC)が締結され」ているという。その条約全てに韓国は加入している(核不拡散条約についてはhttps://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000249745.pdf
 を参照)。
 
次に「輸出管理レジームに全て参加」については、https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/regime/regime.html
を見ればわかるとおり、韓国は該当する。
 
最後の「キャッチオール制度を導入している国」が問題となっている。
 
日本の場合、経済産業省HP「安全保障貿易管理 補完的輸出規制(キャッチオール規制)」(https://www.meti.go.jp/policy/anpo/anpo03.html#howaitokoku
)によると、「キャッチオール規制は、『大量破壊兵器キャッチオール』と『通常兵器キャッチオール』の2種類からな」るという。
 
そこでお待ちかね、世耕弘成経済産業大臣のツイートの登場。
 
「韓国のキャッチオール制度は法制上大量破壊兵器とミサイルのみを対象としており、通常兵器についての法的根拠が不明確」(前後略。2019年7月24日18時1分。https://twitter.com/SekoHiroshige/status/1153953304742776832
)なのだという。これは韓国の法制度を知らないので見解保留である。
 
注目は次に引用するツイート。
 
「ホワイト国であっても通常兵器キャッチオールの未導入も含め、制度・運用・執行に課題が残る国もあるのは事実」(2019年7月24日18時1分。https://twitter.com/SekoHiroshige/status/1153953307674570753
)。ということは、日本のホワイト国認定には、「通常兵器キャッチオールの未導入」は問題ではなかった(そういう事実があってもホワイト国認定をすることが韓国以外にもあった(が、筆者未確認))ということである。
 
世耕さんの失言ですなぁ(おそらく、経済産業省の役人さんがあらかじめ打ち込んだのをコピーしたものと思われる(投稿時間が根拠))。この件も韓国側にも一理あることが証明されてしまった。
 
慰安婦の財団解散についても日本が2017年5月12日の国連の人権条約に基づく拷問禁止委員会、ならびに2018年8月30日の国連人種差別の勧告を無視する一方で韓国がそれなりの対応をしたというのが事実だし、元徴用工判決も「強制連行 中国人に 先例が」(https://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/56957775.html
)でも書いたが日本企業が和解した先例を無視して韓国に限って日韓請求権協定を持ち出しただけだし、レーダー照射問題も映像を公開しないはずが安倍晋三さんの怒りで映像公開になったのが事実である(「誤解により 対韓感情 厳しいよ」(https://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/56952678.html
)で触れた時事ドットコムの記事による(日刊工業新聞のサイトにある。https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00501335
))。
 
このように、対韓国外交3連敗中の日本が一矢を報いるかと思われたが、それほど甘くはないようだ。少なくとも、ホワイト国からの除外に関しては、実際に実現しても、韓国側にも一理があり、後味が悪いものになっている。
 
*日時が書いていないサイトには、2019年7月24日アクセス。
**タイトルの「なんか」は、筆者が勝手ながら日本政府の立場を慮って表現した。