清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

同意など 要らぬさっさと 再開だ(日本なら 脅迫すれば 楽勝だ(6))

今回まず取り上げるのは、BUSINESS INSIDER「津田大介氏、あいちトリエンナーレ問題を語る。「組織化されたテロ行為」「展示再開はハードル高い」」である(アドレス等は*1 )。

 

書かれていることはおおむね真っ当だが、「電話抗議(電凸)の対応」(*1)は業務妨害罪をちらつかせ(これが有効だとは言わないが)、「アーティストや市民とのディスカッションによる合意形成」は優先事項ではないから、無責任のようだが、再開を画策すべき以外の結論はない。このままでは犯罪をするインセンティブができてしまう。すなわち、犯罪をすれば、気に入らない展覧会をつぶせるということになってしまう。

 

次に検討するのは、NHK NEWS WEB「少女像中止 芸術家と市民が議論「意見異なる人と橋渡し大切」」*2 。

 

正直、以下に引用するコメントがよくわからないのだ。

 

まず、

呼びかけ人の一人でアーティストの加藤翼さんが「展示を中止すべきか、すべきでないかという議論が目立つが、現実はもっと複雑なので丁寧に見ていきたい」と目的を説明しました

とのこと。たしかに二者択一なら、「中止すべきでない」しかないわけだから上記のようなコメントなのだろうが、再開を躊躇しているのがホンネというわけじゃないよね?

 

続けて*2から引用すると、

参加した作家たちからは「表現の自由が規制されてきた事実を伝えることには意味があるが、どう見せるかには十分な準備が必要だ」とか「アーティストは市民にもっと芸術について理解してもらえるよう努力すべきだ」といった意見が出されました

とある。しかし見せ方など、説明文を載せるか、何もなしにするか、くらいしか思い浮かばない。そして、業務妨害しようとする人は(ただ、「(電凸)」*1がどのくらいになれば業務妨害になるかは難しそうだが)、見せ方は関係ないし理解もしないと思うのだが。

 

更に*2からの引用。

参加した市民からは「税金を使ってみずからの表現の自由を実現しようとするのはおかしい」という意見も出されました

とあるが、それなら、公共の場所で市民は何も展示できなくなるんだよなぁ。それも「税金を使ってみずからの表現の自由を実現しようとする」ことだから。

 

NHKが報じた内容を検討したが、どれもこれも報じるに値するか疑問であった。筆者は(こんなことをしている暇があったら再開しろよ!)と思ってしまった。もしかして、日本政府の犬とうわさされるNHKは、展覧会に反対だから*2にあるように報じたのかな?

 

とにかく、今回の件は、犯罪によって表現の自由が侵されているというのが本質なわけだから、対話や同意より速やかな再開だろう。

 

え、人が死んだらどうするのかって? それは犯罪者が悪い。それくらい腹をくくらないと。

 

*1 西山里緒〔Business Insider Japan〕。2019年8月18日8時30分。https://www.businessinsider.jp/post-196784

*2 2019年8月26日12時24分。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190825/k10012048331000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001