清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

紅白の 率が取れない なぜだろう

今日の読売新聞朝刊に、「週間女性」(主婦と生活者刊)の宣伝が載っていた。そこに、「視聴率40%割れ紅白」とあった。そこで、毎年1月3日の朝刊に紅白歌合戦の視聴率が載っていることを思い出した。そして、1月3日の朝刊を見ると、

関東地区の第1部(午後7時20分から9時25分まで)の視聴率が30.6%、第2部(午後9時30分から11時45分)が39.8%(以上、読売新聞1月3日朝刊34ページ参照)

だったのだそうだ。

まず、私個人としては、NHKさんの熱意にかかわらず、紅白歌合戦はなくてもよいと思っている。以下の記述は、そのことも頭に入れて読んで欲しい。

ところで、かつては50%を超えていた紅白歌合戦がなぜ最近は視聴率が低迷し、40%を切るほどになったのだろう。以下、1他局の動向、2紅白歌合戦自体 3視聴者の生活に分けて論じていきたい。

1他局の動向
読売新聞1月3日朝刊34ページによると、紅白歌合戦と同じ時間帯に放送されたTBS「K-1プレミアム(第2部)」が19・9%、フジテレビ「細木数子の日本の大みそか」が10.3%、日本テレビダウンタウンのがきの使いやあらへんで!!」が10.2%だったという。これらの数字をどう評価するかはいろいろあろうが、ともあれ民放各局も紅白歌合戦に対抗し得るソフトを作ることが出来ているわけだから、視聴者にとっても喜ばしいことではないか。

紅白歌合戦自体
(1)言うまでもないことだが、57回もやっているのだから、いいかげんマンネリ。
(2)紅白歌合戦の出場歌手は、NHKが勝手に選んでいるわけではなく、視聴者の声も反映させているのだが、知らない歌手もいるし(これは私の不勉強が原因)、その年にヒット曲を出したのかわからない人も出ている。昔の紅白は選ばれた人が出た印象があったが、最近は枠を埋めるために出られそうもない人が出ているように思う(実証したわけではないが)。これでは、紅白の質が劣化しているといわれても仕方がない。
(3)紅白歌合戦で演奏される楽曲にフルコーラスでないものがある(たとえば、森進一さんの「おふくろさん」)。これでは音楽を大事にしていないので、視聴者からソッポを向かれても仕方はあるまい。応援合戦を減らしてでもすべての楽曲をフルコーラスにすべきである。
(4)テーマは「愛・家族~世代を超える歌がある~」だそうだが、「世代を超える歌」など今はほとんどないだろう(後述)。テーマもつまらなかった。

3視聴者の生活
2(4)に付け加えると、昔はテレビがついていたら家族みんなで見ただろうが、最近はTVもラジオも「着うた」をダウンロードできる携帯電話も1人1台の時代だから、みんなが見る番組が別々でも不思議はないし、個々人で聴く音楽がバラバラでも不思議はない。でも、これは本当に悪いことなのか。いろんな音楽を選べるし、表現者側に立っても聴いてもらえる可能性が増えたのだからいいのではないか。重ねて言うがテーマも悪かった。

最後に紅白改革試案を示すと、21時からの放送と全曲フルコーラスにすることは必須。視聴者の声を聞くならそれだけ、聞かないなら聞かない、中途半端(ちゃらんぽらん流)はやめるべきだろう。