清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

松原耕二 だからダメかな 視点がね

2021年3月14日放送のTBS「サンデーモーニング」がひどかったな。松原耕二さんが、新型コロナウイルス蔓延時において「野党の存在感がない」と言ったそうな。「東日本大震災の時の谷垣禎一・当時自由民主党総裁は全国行脚した」(要旨)んだって。しかし、現在枝野幸男立憲民主党代表が全国行脚したら怖いでしょ。枝野さんが無症状でも移す可能性が0じゃないわけで。つまり、松原さんは、自由民主党をヨイショしただけである。

 

え、この話、ウソだって?筆者の記憶ではそうだし、そう解釈した人、結構いるので、ツイートを貼っておく。

 

 

 

その松原耕二さんが司会をしている、BS-TBS「報道1930」も、何やらやらかした模様。

 

「過去の放送内容と『1930』まとめ」

https://www.bs-tbs.co.jp/houdou1930/archives/index.html

(2021年4月以降は、「月別バックナンバー」をクリックして、「2021年3月」をクリックすればアクセス可能だと思う)によると、

中国、ロシア、韓国が狙う日本の土地 "外資土地買収"法規制の行方

とある。

 

なぜ、「中国、ロシア、韓国」だけなのだろう?アメリカは土地を買わないのか?土地買収とはズレるが、東京都の領空の相当部分(横田空域)はアメリカが使っているがそれはいいのか?

 

ニュース番組が敵対心を煽っちゃダメじゃないか!外国人の土地買収を問題にするなら、一般論にすればいいだけで、特定の国のみを書く意味はない(まさか、中国、ロシア、韓国の人のみが土地を買う、とは言わないよね?)。

 

松原耕二さんは自由民主党ヨイショのジャーナリストであることがわかったので、松原さんの番組は観ない方がいいと現時点では忠告しておく。

 

高校生 作詞してると 勘違い

流行に敏感な読者なら知っているだろうが、Adoさん(女子高生。NHKラジオ第1三宅民夫のマイあさ」2021年3月15日7時25分から「『うっせぇわ』をめぐって 神庭(かんば。筆者補足)亮介」による。以下、①)の「うっせぇわ」が流行っており、エントリー時点の再生回数は97,849,901回、すなわち約1億回である。

www.youtube.com

 

筆者は、この曲はAdoさんが作詞・作曲したと思い、(女子高生なのに「ギザギザハートの子守歌」(康珍化・作詞)を踏まえた作詞をして、すごいな)と思った。しかし、実際は、会社員の経験がある(①)syudouさんが作詞・作曲をしたものである。(歌詞カードくらいチェックしろよ!)という非難を甘受。というわけで、歌詞は、Uta-Netで。

www.uta-net.com

 

もちろん誰が作詞作曲をしようと、Adoさんはよく歌えている。「うっせぇわ」だけでもインパクトがあったが、今後の活躍にも期待したい。

グラミー賞 ボイコットをね 理解する

まずは①女子SPA!「人気歌手が“永久ボイコット”表明したグラミー賞。日本人の受賞も」(2021年3月16日配信)を。

joshi-spa.jp

 

「人気歌手」(①)とは、カナダ人のリズム&ブルースアーティスト、The Weeknd(ザ・ウィークエンド)さんである。①には「商業的に大成功をおさめ、高い評価を受けたアルバム『After Hours(アフター・アワーズ)』」とある。『After Hours』は、皆さんもご存じ、「Blinding lights」(9番目の曲)が収録されているアルバムである。YouTube Musicにもあるので、参照されたし。

https://music.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_l4UqNJCpAF3kNaV37LHdRc_A07MmVdiSU

 

そのThe Weekndさんが、グラミー賞に全くノミネートをされなかったのですごくびっくりした。「以前から怒りの声を上げてい」(①)たが、「遂にボイコットの意志を固め、もう参加しないと表明した形となった」(①)という。

 

以前筆者は②「レコ大の どこが悪いか 教えたる」というエントリーをアップしたが

kiyotaka-since1974.hatenablog.com

、そこで、「アメリカのグラミー賞が大衆の支持より芸術性を重視する建前」と書いた。筆者は「Blinding lights」しか聴いていないが、歌詞がわからないとはいえなかなかいい曲で芸術性がないとは思わなかった(例えば、どこかで聴いたことがある曲だとは思わなかった。もっとも、筆者の音楽鑑賞量はそれほどでもないので知らなかっただけかもしれないが)。「大衆の支持」(②)は重視しないが、それでもBillBoard USの2020年年間チャートの第1位で

www.billboard-japan.com

MTV VIDEO MUSIC AWARDS 2020のVIDEO OF THE YEARで(当ブログの「TWICEより ノミネート先 (G)I-DLE」をご一読。

kiyotaka-since1974.hatenablog.com

)、全米157曲のラジオ局の楽曲再生数のランキングである「ベストヒットUSA」(BS朝日土曜0時(金曜深夜)から放送中)の2020年年間チャート

www.bs-asahi.co.jp

の第1位の曲や収録されているアルバムが、グラミー賞において完全スルーというのは信じがたいことである。The Weekndさんが怒る気持ちもわかる。

 

ともあれ、2007年時点ではフェアと信じていた(②)、読んでね)グラミー賞が、実際はドロドロしたものであることがわかったので、①の記事は有益だった。

「韓国を 載せなかった」?も リテラシー

Twitterサーフィンをしていたら、こんなツイートが。

 

そこには、FNNプライムオンラインの記事がある。筆者はまずYahoo!ニュースで見たが、オリジナルのFNNプライムオンラインの記事を紹介する。

www.fnn.jp

 

筆者はどこであれ支援に感謝するし、FNNプライムオンラインの記事はとりあえず事実として話を進めるが、注目したのはツイートの以下の部分。

あなた方マスコミがこの様な話題を避け嫌韓に加担してきたんじゃないんですか?

 - 로르카ロルカのように (@GpUsWZVJnvjHnh0) 2021年3月11日23時26分

 

実際に避けていたかはさておき、このような視点は大事である。

 

メディアが伝えなかったとすれば(蛇足だが、『マスコミは何を伝えないか(略)』(下村健一岩波書店、2010)の一読も勧める)、それはそれで意味があるものだからである。

 

読売新聞2021年3月12日統合版13版9面「世界からエール」で取り上げられた国は、タイ、中国、インド、インドネシア、ブラジル、アメリカ(著名人含む)である。韓国に記事に書かれているような動きがあったかは未確認だが、あったとしてあえて韓国を載せなかったのではないか?と疑うのも立派なメディア・リテラシーだと思う。

 

若者が 見る番組は こんなもの

昨今、「若者はテレビを観なくなった」と言われる。その意識、ならびに個人視聴率を測れるようになった(ただし筆者は測り方を知らない)ことから、2021年4月のテレビ番組の改編は、若者を意識した番組になると言われている。

 

(じゃ、若者が見る番組ってどんな番組?)と疑問に思っていたが、ちょうどいい記事を見つけたので紹介する。

 

それは、東洋経済オンライン「今の若者が支持する『意外なテレビ番組』の正体
『現役大学生が見ているテレビ』トップ20を公開」(小林 偉(こばやしつよし)。メディア研究科。2021年3月13日12時配信)である。

toyokeizai.net

 

2ページ目に「対象が60人弱、日大藝術学部の学生であり、コロナ禍で自宅滞在時間が例年より長いという特殊性こそありますが、現在の若者(20~23歳)の嗜好・傾向程度は測れるのでは。ちなみに概算男女比は、男性35%:女性65%でした」とあるが、厳密な学術を志向しているわけではないので気にせずに紹介する。

 

意外と音楽番組が強いことと(「ミュージックステーション」、「関ジャム 完全燃SHOW」(ともにテレビ朝日))、夜の番組(ゴールデンタイムやプライムタイムではない。「アメトーーク」(テレビ朝日)や「月曜から夜ふかし」(日本テレビ)など))が強いことが特徴かな。あと日本テレビのニュース番組(「news ZERO」、「ZIP!」)。

 

一方、「『世帯視聴率』トップ20の常連番組」の一部がランクインしていないことも記されている。世代で好みが分かれるのは普通のことのように思う。

 

何が第1位になったかなど、詳しいことは小林さんの記事を読んでもらうとして、最後に筆者の番組の好みを。

 

観るのは、「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日)、「サンデーモーニング」(TBS)、「プレバト!!」(MBS。TBS系列全国ネット)かな。最近流行音楽に興味を持ち始めたので、筆者も「関ジャム(略)」を見るほど気が若いと自負する。

06~ 15(ゼロロクカラジュウゴ)に見えぬ ヒット曲

Yahoo!ニュース個人にある、①松谷創一郎さんの「J-POPの失われた10年──“ヒット”が見えにくかった2006~2015年」

news.yahoo.co.jp

が面白かったので紹介する。

 

2020年3月3日18時45分(テレビ朝日基準)から、「関ジャム 完全燃SHOW 関ジャムJ-POP20年史 2000年~2020年プロが選んだ最強の名曲ベスト30」が放送されたが(

テレ朝POST » 『関ジャム』がおくる大注目のランキング、今夜ついに発表!「2000~2020年プロが選んだ最強の名曲ベスト30」 参照)

、松谷さんの記事にはそのランキングが載っている(筆者は録画してデータの部分のみ視聴したが、合致したので松谷さんの示したランキングを真実とする)。

 

正直、私の知らない曲が結構ある。機会があったら聴いてみますかね。また時間を作って「関ジャム 完全燃SHOW」を観ないと。

 

なお、①に「このような地上波の企画では順位操作を疑う視聴者も少なからずいるが、それが考えにくい結果になっている」とあるが、これも松谷さんを支持する。何回か番組でランキングを見るが、関ジャニ∞の楽曲が入るとは限らないし、フェアにやっている印象である。だから筆者は「関ジャム 完全燃SHOW」のランキングが好きなのでたまに観る。その他面白そうな企画が多いので、J-POP関連であれば、現在放送されている番組で一番だと思っている。

 

ところで、筆者が松谷さんの記事を取り上げようと思ったのは、①を読んで

極端に選ばれなかった06~15年

というのが目を引いたからである。

 

筆者自身、この期間の流行音楽をほとんど記憶していない。

 

kiyotaka-since1974.hatenablog.com

 という記事を以前書いたが、正直いきものがかり西野カナさん以外語るものがなく、書くのに苦労した。蛇足だが、「関ジャム 完全SHOW」の「2000年~2020年プロが選んだ最強の名曲ベスト30」において、いきものがかり西野カナさんも0。他の曲があってもピンと来ない。筆者は、自分がピンと来なかっただけなのに「『プロたちが名曲だと思うものが少ない時代だった』」(①)という記述に賛成する(松谷説ではない)。

 

①における松谷さんの分析を筆者なりに書くと、2006年~2015年は、色々な音楽へのアクセスがあり、CDだけではヒットが測れなかったのに、CDだけでヒットを決めたことが原因だということである(そしてそれが松谷さんの言いたいことだと解釈)。筆者は音楽のプロではないが、音楽で売れるためならまずは売れている曲を聴くというのはありうる話で(将棋を強くなりたければ藤井聡太二冠の対局・棋譜を見る、といった話)、ヒットがわからなければプロがどれを聴いていいかわからない状況であり、従って印象に残る曲が少なかったとしても不思議はないと思うからである。というわけで、松谷さんの主旨も一理あるが、筆者としては、自らの印象論になるが、「『プロたちが名曲だと思うものが少ない時代だった』」(①)という見解に賛成したい。

 

蛇足だが、20「10年のランキングを振り返る記事では、いかに西野カナやKARA、少女時代がこの年に人気があったかがわかる」(①)という。あえてKARAや少女時代を書くところに(「トイレの神様」、忘れてるよ)松谷さんの好みが見て取てる。筆者がまた流行音楽に興味を持ったのはTWICEがきっかけである(

 

kiyotaka-since1974.hatenablog.com

、読んでね)。K-POPのすごさを確認したところで終わりとする。 

 

日本にも 宗教ヘイト 現われる?

福岡県で5歳児が餓死するという痛ましい事件が起こったが、それを報じるデイリー新潮の記事の見出しは「福岡5歳児餓死事件、母親とママ友は「創価学会員」だった 衰弱の我が子に“お題目”」(週刊新潮 2021年3月18日号掲載)。

www.dailyshincho.jp

なお、ライバル誌『週刊文春』2021年3月18日号の見出し(読売新聞2021年3月11日統合版13版9面による)には「詐欺・クレームの常習犯、創価学会に勧誘」とある。

 

子どもの餓死や犯罪と宗教って、この事件の場合は関係ないだろ。じゃ、創価学会の信者の子どもって若いうちにみんな亡くなるのか?

 

週刊新潮』であれ『週刊文春』であれ、目的は特定宗教に対する憎悪にしか見えない。ヘイトスピーチの意味は

ヘイトスピーチとは - コトバンク で確認してもらうとして、『週刊新潮』や『週刊文春』の表現だと、宗教を理由として特定の個人を貶めている(「知恵蔵Miniの解説」を参照した)風にしか読めず、宗教ヘイトと解釈されても仕方がない。

 

ただ、宗教上のヘイトスピーチが行き過ぎると、宗教を批判することが難しくなってしまうと思う。だから筆者は、例えば人種(人種差別撤廃条約第1条定義)を理由とするヘイトスピーチと比較して宗教を理由とするヘイトスピーチを糾弾するのに若干のためらいをも感じる。